英語読書日記48(目読書No.17)Morning Glory


Author:Sarah Jio
When: December 4th ~ December 20th 2013
Category: Fiction (Dual time story)
Pages: 304pages

Total recommends:★★★★☆
Difficulty:★★☆☆☆
Story:★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★★☆☆
Romance-packed-degree:★★★★★★
Adventure-packed -degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★☆☆

サラ・ジオ女史の作品は確かこれで5作目。最初は2作目を今年初めに読んで以来、全部読んでいます。4作目からは新作が出るたびに読んでいます。5作とも著者のスタイル(二つの時代を絡ませるストーリー)を貫き通しています。

シアトルのボートハウスに引っ越してきたトラウマを抱えるヒロインが出会う人々と、ボートハウスのもともとの持ち主の過去。今回も前回と同じく現代と過去の絡みがある意味少ないんですが、それでも両方の女性のたどる道を読むのもよかったです。最後にやっぱりこうくるかというお楽しみもありました。

私は特にこのデュアルタイムストーリーというジャンルが好きなんですが、この人の場合は濃くなく薄くなくといった感じのお話が多いです。空いている時代も他のものよりもスパンが短め。だから読みやすい場合が多いです。他のものは70年ぐらい空いているものもあって、その分昔の時代考証が難しかったり、たいていイギリスが舞台だったりするのが多いです。この人の作品はほとんどがシアトル中心です。

作品を重ねるごとに作者の色が落ち着いてきてるんじゃないかなと思いました。
もともと、謎があって、それを現代のヒロインと一緒に解き明かしていく感じのストーリーです。
第一作の"The Violets of March"や3作目の”Blackberry Winter"
The Violets of March: A NovelBlackberry Winter: A Novel
The Violets of March: A Novel [ペーパーバック]
Blackberry Winter: A Novel [ペーパーバック]
この二つは特にミステリー色も強めじゃないかなと思います。特に1作目は情緒的でもあったと思います。デビュー作なので、力入っている感じ。

2作目のこれ、
これはヒロインが一人ともいえる作品です。現代の自分と過去の自分。私はこれが一番インパクトが弱かったです。太平洋戦争の話で、日本との戦いの話だったからかな。

前作の
Read Pink The Last Camellia: A Novel
Read Pink The Last Camellia: A Novel [ペーパーバック]
これもそうですが、ぐっと落ち着いた感じになってきたように思いました。安定した感じ。

どの作品にも共通するのは、現代のヒロインが悩み苦しむ中、過去のヒロインの苦しみと重なり、やがて事実が明るみになった時に、癒しが待っているというパターンです。だから読了感がすごくいいのも特徴だと思います。

女性にとってはすごく感情移入しやすいし、登場人物の描き方も上品です。英語は私にとってはすごくとっつきやすいです。読みやすい、わかりやすい文を書いてくれるのは、雑誌関係の仕事を経験しているからかなあと勝手に想像しています。

最初に”Blackberry Winter"を手に取ってから、「読みやすくかつ作品を楽しめる」作家として私の今年の定番になりました。普通1年に1作書くのではなく、この人は1年に2作品は出ます。多作。だから読むものに悩む頃合いでこの人の作品がやってくる感じでした。安心して読めます。

超感動とまではいかなくても粒ぞろいの作品を約束してくれる作者の出会えてよかったです。

今年のおススメ作家の地位を差し上げます(笑)

さて、これであと2冊です。書けるかな・・・(汗)夫と子供が横で「10倍返しだ!」を見ていて、つい一緒に見ている私です・・・。換気扇まだ終わっていない(涙)