2014年英語読書日記 No.21(目読書No.11) The Orchid House

Author:Lusinda Riley
Category:Fiction
Pages:


Total recommends:
★★★★  
Difficulty:★★☆☆ 
Story:★★★★☆ 
Can't-sleep-degree:★★★  
Romance-packed-degree:★★★★    
Adventure-packed -degree:
☆☆☆☆☆  
Mystery-packed-degree:★★☆☆  

舞台がイギリスでお屋敷が出てきて、ちょっと歴史が絡むとすぐに読み始めてしまう私です。これも現代との絡みのあるデュアルタイムストーリーです。

フランス人の夫と子供とともにフランスに暮らす主人公は、世界を飛び回るピアニストだったが、公演中に夫と子供を自動車事故で一度になくしてからはピアノに触れることもなく、故郷のイギリスの姉のそばのコテージを借りて心の傷が癒されることもなく、ひっそりと暮らしていた。ふと通りかかったマナーハウス、そこは彼女の祖父が庭師として暮らしていた屋敷だった。そこで屋敷を継いだ男性と出会う。彼は先代の当主の甥だった。先代に子供がいなかったので、一番近い親族として屋敷を引き継いだのだが、屋敷は維持することが難しく、手放すためにそこに滞在しているところだった。

ふたりの出会いを境に、過去に起こった悲劇が徐々にあきらかになっていく。

戦争を挟んでいるので、舞台はタイにも移ります。イギリスの石造りの屋敷と広大な緑の庭と、南の国の花の香りあふれるトロピカルな風景と、フランスの田舎と舞台は主に3つです。そのコントラストも面白いです。

この著者の作品はこれが初めて手にとったものですが、自分の好みの範疇に入っているのでストーリーを楽しみました。

この人の作品はヒストリカルで、お屋敷が出てきて、豪華な感じが味わえます。貴族階級のタイトルを重視しながらも、実は貴族といっても財産を手放さないといけない危うさも描きます。そしてブルジョアな感じ。やっぱりお金かというところもあります。そこは現代っぽい。

愛があると思った結婚が破綻していく、愛さえあれば生きてけると思った人生だけど、それだけが手に入らないというそれぞれの人生を描きながら、それでも先祖代々伝わる屋敷は深く、静かに佇むだけ。

その思いを現代の主人公が繋げる役をになっている。その構図はやっぱり読んでいていいものです。