2014年英語読書日記 No.29(目読書No.14) A Fall of Marigolds

Author: Susan Meissner
Category:Dual time story
400pages

Total recommends:★★ 
Difficulty:★★☆☆ 
Story:
★★  
Can't-sleep-degree:★★☆☆  
Romance-packed-degree:
★★  
Adventure-packed -degree:
☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:
☆☆☆  

静かに静かに、すぐそばにあった想いが届いたとき、歩き出す勇気がもらえる。
地味だけどほんとうに素晴らしいお話。

 
これは大好き。文体も好きです。

舞台はニューヨークの現代と1910年代。1世紀を隔てて、ビルの大火災と9.11で大事な人をなくした女性の辿る道を丁寧に丁寧に描いた物語です。

時を隔てて、
まったく縁もゆかりもない女性二人を繋げるものは、一枚のマリーゴールドの絵のスカーフ。しかもそのさりげなさもうまいです。血縁がどうのとかいうドラマチックさはないのに、こころ癒される物語を紡ぎ出す著者のスタイル。

ニューヨークのビルの大火災、9.11のビル崩壊をうまくシンクロさせながら物語は進行します。うまい。

これはもちろん、2014年の私のベストに入るお気に入りの作品になりました。 

英語は単語が時々難し目のものが出てきます。でも女性の心情を丁寧に描いていて、わたしはとても読み進みました。小道具の使い方もかなり上手です。文体がかなり控えめですごく好感のもてる書き方だと思いました。

最後の「つながり」のエピソードはこういうのに弱いわたし。やっぱり涙しました。

こういうさりげない静かな感動をくれる本が好きです。哀しさをともないながらもそれを心にいつも持ちながらも、やさしい時間を過ごそうとする主人公たち。

私と似た本が好きな人はこれはオススメです。400ページだけど、それほど長くは感じませんでした。
地味だけど、こういうのが大好き。

ああ、読書っていいですね。2015年もたくさん静かな感動に出会いたい私です。

読んでいただきありがとうございました。