2014年英語読書日記 No.34(耳読書No.20) The Silent Sister

Author: Dian Chamberlain
Category: Mystery
Print Length: 353 pages

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    ★★
    Difficulty:☆☆ 
    Story:★★☆   
    Can't-sleep-degree:★★ 
    Romance-packed-degree:☆☆  
    Adventure-packed -degree:☆☆
    Mystery-packed-degree:★★

主人公は子供のカウンセラーの25歳の女性。ある日一人で暮らしていた父親が心筋梗塞で急死してしまい、遺品の整理に故郷に帰ってくる。彼女に残された肉親は5歳上の兄だけだが、精神的に安定していない兄は父から離れて父が所有する公園のトレイラーで一人暮しをしていた。年の離れた姉がいたが、22年前に自殺しており、10年ほど年前には母をガンでなくしていた。

遺産相続や、遺品の整理をするうちに、彼女が知らなかった驚愕の過去が徐々に明るみになってきた。

この人のヒット作はこれです。
これもけっこうなツイストのあるお話。最後まで謎を引きずるミステリー仕立てですが、それだけでないwoman's fictionとしての位置づけになっています。ポイニャントな雰囲気もあるので、単に謎ときの話でもないです。

このThe Silent Sisterも同じ。わたしは上のThe Midwife's Confessonよりこちらが好きです。アメリカアマゾンでも「これがベスト」と評している人もいました。うなずけます。わたしは謎解きものを読むと、けっこう先に謎を類推できてしまうことも多いのですが、それでもこれは面白かったです。最近ミステリーはあまり読んでなかったんですが、これは当たりでした。で、引き続きミステリーに挑戦しています。

まず、キャラクターが一人一人丁寧に描かれています。最初は「この人はいいものか?悪者か?」としばらく読者を誤魔化すのもうまいぞ。人はそんなに簡単に判断できないというのもうまく描いています。そして登場人物のそれぞれの思惑を描くのもうまい。

たくみに「で、次どうなるの?」というところでスパッと場面展開が来て、とにかく先にすすみたくなるページーターナです。

話は時代が前後するので、最初は少し戸惑うかもしれませんが、だんだんその散漫な感じも意図的であるとわかってきます。そこまでくると面白くなると思います。

設定が面白いです。ちょっと無理があっても、そういう理由ねと納得もできます。

英語は耳で聞いていて、自然に入る感じだったので、わかりやすかったです。場面展開が多いので、難易度はいちおう★3つにしときます。

前述したとおり、ミステリーを前面に押し出しながらも、実はある女性の半生を丁寧に描いているという作品。軽さはないですが、読み応えがあります。

次は2014年最後の作品です。次も大当たりの作品でした。これもそうですが、次はさらに、ほんとに止まりませんでした。

今日はがんばって2つ更新。「angelさん、怒涛の更新ですねえ」と言われています(笑)読んでいただけるとつい嬉しくって!

ああ、読書っていいですねえ。さよなら、さよなら。