I Am Pilgrim


2015年英語読書日記 No4.(耳読書No.4) 268冊目


Author: Terry Hayes 

Category: Thriller

Print Length: 22hrs and 42mins or 
 896pages 
  • Total recommends:★★
    Difficulty: 
    Story:★★  
    Can't-sleep-degree:★★
    Romance-packed-degree:☆☆  
    Adventure-packed -degree:☆☆☆☆
    Mystery-packed-degree:
    ★★

久々に唸るスリラー読んだって感じです。

これは、ネタバレすると面白くないから、冒頭あらすじなしにしますね。

スパイものです。謎解きもあります。

アマゾンUSをうろうろしていておすすめに出てきたものなんですが、「ジャッカル日の再来」なんて文字を見つけて飛びついてしまいました。あれは面白い。 ミステリー好きの上司に「おすすめのものを」を聞いたら、「ジャッカルの日」を貸してくださったのがきっかけです。翻訳でも唸りました。で、映画も見ました。たしかブルース・ウィルスのリメイクあるけど、やっぱり古いほうが好きですね。悪役のエドワード・フォックスがまたかっこよかったなあ。

ということで、聴き始めたものの、普通なら1割か2割ぐらいで話にのめり込めるのが多いのですが、これは時間がかかりました。3割ぐらいいかないと把握できないかったです。 全部で22時間なので、長い。

でもバラバラに見えた違う話がひとつになってきてやっと面白くなってきました。冒頭の事件は惨殺事件でいきなりちょっと気分が悪かったです。でもこれもただの一エピソードでなく、ちゃんと絡みがありました。

あるひとりの伝説のアメリカ人スパイ通称ピルグリム。なかなかふるってます。このピルグリムのナレーションで話は進みます。あるテロリストがアメリカを狙ってとてつもなく恐ろしい手を使おうとしていることを察知して、ピルグリムがテロリストを探すという筋です。あんまりネタばれすると全然面白くないので、これもこの辺で。

舞台は主にトルコですが、アメリカvsイスラム過激派という主軸です。

本人がナレーションというのも、かえっていいかも。淡々としているようなしていないような雰囲気を持たすことに成功してるんじゃないかと思いました。これは賛否両論あるようです。

この主人公の生い立ちや、CIAの他の特殊任務についてのエピソードが途中に挿入され、テロリストの生い立ちや活動、ある殺人事件の推理も絡んできて、もう最初はどこいっちゃうのかまったくわからず迷走しそうになったんですが、あるときそれが一線上にならんですっきりしたときに、俄然面白みが増すというつくりです。

脇役がよかったです。黒人の刑事。設定もアメリカって感じでした。私からするとピルグリム(いろいろ名前持ってるんですが、これで統一しときます)が彼をすごく信用するエピソードがあるんですが、あそこは最初は感動したけど、くり返し出てくると、ちょっとしつこいかなあとも思いました。

これはなかなか読み応えのあるスリラーだ、翻訳もすぐにされるだろうと思っていたら、もうすでに翻訳されてました。へえー。
英語は5月に発売されて、もう8月には翻訳がでてるなんて。最近は特に日本語の本より英語を読むのでよくわかっていないんですが、文芸翻訳ではかなり早いんでないの?出版される段階ですでにヒットするのわかってた感じなのかなあと思いました。

おそらくそれぐらい面白いってことですね。うんうん、面白かったです。日本のアマゾンに行ったら、英語版ですでに有名な渡辺さんも書評を書いてらっしゃいました。

英語は話が前後する中盤までは英語自体にではなく、話についていくのが大変です。ラストはすっきりするのでわかりやすいと思いました。

年末からミステリーやらスリラーやらがちょっと自分の中でブームです。これの次もミステリーを聞いているんですが、全く趣向の違うコミカルなものです。

やっぱり何がコワいって、

人間が怖い。

でもその怖い人間にも深い奥底に「愛」が横たわってるんです。

この本のラストシーンの情景を思い浮かびながら終わりたいと思います。

海のシーンです。映画のような小説でした。でもあまりにタイムリーなので危険かも。

読んでいただきありがとうございました。

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