The Girl You Left Behind

  • Author: Jojo Moyes
    Category: Fiction (Romance)
    Length: 
     560 pages
    • Total recommends:

      Difficulty:

      Story:

      Can't-sleep-degree:

      Romance-packed-degree:

      Adventure-packed -degree:
                                • ☆☆
                                                • ☆☆

          • Mystery-packed-degree:

       
2015年英語読書日記 No.15(目読書No.4) 279冊目

この人の話は3冊目です。2冊読んではずれなしどころが、当たりだったので、この際制覇しちゃおうかなと思って3冊目を読みました。audibleがあるものとないものがあって、作品の中でも人気のありそうなこれはaudibleがなかったので、目で読むことにしました。500ページを超えると、隙間で読む私にとってはなかなか時間が必要です。

仕事の合間の春休みだったので、けっこう短い期間で読むことができました。集中して毎日ある一定の量を読む機会に恵まれたのもよかったです。

というより止まらなかったというほうが正しいかも。

決まった形にこだわらない著者ですが、この作品のスタイルは私の好きな「デュアルタイム」形式です。ヒロインが二人。第二次世界大戦ナチスドイツに占領されたフランスの戦争に駆り出されてしまった画家の妻と、現代のロンドンで、建築家の夫が急死した妻。

二人を結ぶのは、フランスの画家が描いた妻の肖像画。現代のヒロインが新婚旅行で訪れたスペインで偶然出くわしたその肖像画を譲り受けたことがきっかけです。

うまいのは、世界大戦中のヒロインが一体どうなってしまったのか、最後の最後までわかりません。そしてなぜ彼女の肖像画がスペインにあったのかも謎。それらを一つずつ紐解くように解かれていくのを見事に乗せられて先に進みたくなるという作りです。

これは面白い。私は止まりませんでした。

現代のロンドンでも、主人公が、肖像画をめぐって裁判を起こされて窮地に立たされます。なぜなら、その肖像画ナチスドイツによって略奪されたとされていたもので、元の画家の家族が行方を探していたものだからです。すごく価値のあるものが戦時中にナチスによって没収されて、いまだに行方不明のものあります。ときどきニュースでドイツのアパートで名画が発見されたとかいうニュースを聞きます。それぐらい名画や価値のある美術品が当時ごっそりドイツに運ばれたという事実に基づいて書かれたものだと思います。

過去も現代も、主人公たちのロマンスがしっかり描かれていて、謎を解くミステリーでもあり、裁判の心沸き立つようなシーン、どんでん返しのシーンも用意されていて、もう言うことないです。

さすがのJojo Moyes。読むたびに引き込まれます。

英語はロンドンのシーンは読みやすいですが、フランスのほうがフランス語が並ぶので簡単とは言えないかもしれません。この人の語彙はけっこう豊富なんじゃないかなと個人的には思います。会話は生き生きとしていて、描写も細やかです。難しさレベルは総合的に見て★4つにしときました。ちょっと4つが続いているような。

前に読んだ作品もそうだったんですが、私がこの人の作品でいいなと思うのが、

キャラクターの描き方です。この作品で特に気に入ったのは、現代のヒロインのお父さんや、同居人、あげるとキリがないくらい脇役がかなりいい味出しています。これは映画にしてもかなり面白いだろうなとワクワクしながら読みました。ほんとに生き生きしています。

代表作品は何度も出していますね。ご存知これ、
これの次にはこちらを読みました、
全く毛色がちがいますよ。

ほんとどれを読んでもハズレがないです。現代のイギリスを味わいたかったらこの人の作品はおすすめ。

さて、今の作品に戻ってみると、The Girl You Left Behindを読んでかなり似ている作品がありました。
舞台がよく似ているというだけですが、これ、
同じく、第二次世界大戦のフランスが舞台です。今年のベストセラーですが、Jojo Moyesの作品を読んだんじゃないか?とふと思ってしまった私です。まあ歴史ですから、似たような設定はあって当たり前と言えば当たり前ですね。でも、作家によって全然違う視点なのも面白いなとも思いました。

どちらも人気の作品ですが、私はJojo Moyesのアプローチが断然好きです。Kristin Hannahは情緒的でしっとりしていて、Jojo Moyesはドライな部分とウエットな部分がうまく混ざり合うような絶妙なコンビネーションといった感じ。まあイギリスの話というものありますね。

4冊目は何を読もうかなあ、聴こうかなあ。他の作家のもの、違うジャンルのものも読みたいですからね。

ああ、読書っていいですねえ。いろんなことが物語を通して学べるのが好き。

またまた読書日記がたまってます。仕事がまだ一巡してなくて、落ち着いていないです。これも隙間で書けました。読者がジリジリと増えているのがちょっと嬉しくて、がんばって書きました。

いつもありがとうございます。

読んでいただきありがとうございました。

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