The Desperate Fortune

Author: Susanna Kearsley
Category: Dual Time 
Length: 
 518pages (
15 hrs and 42 mins)
  • Total recommends:

    Difficulty:

    Story:

    Can't-sleep-degree:

    Romance-packed-degree:

    Adventure-packed -degree:

        • Mystery-packed-degree:


2015年英語読書日記 No.20(耳読書No.15) 
284冊目

この著者の作品は、全部じゃないけど、結構読んでいます。デュアルタイムとたまにミステリーっぽい作品を書くカナダの作家さんです。17世紀のイギリスの歴史に詳しくて、そのあたりのことを中心に書く作家でもあります。これ以外にも2,3作品はお気に入りです。スコットランドが大好きなようです。

ストーリーは、17世紀に書かれたメアリー・ダンストンという女性の日記が見つかり、それが暗号で書かれていたので、その暗号を解くために、現代の主人公であるサラが日記の持ち主のフランス人の家に滞在し、暗号を解きながら、サラとメアリーの二人の主人公の恋の行方を追うというデュアルタイムです。

主人公サラはアスペルガー症候群で、数字に天才的な才能をもっているために、暗号を見事に解き明かすというエピソードは面白いです。その謎解きがもう少し前面に出てくれても面白かったかも。アスペルガーであるがゆえの苦しみと救済が描かれていたのはよかったです。

一番有名で評判が高いのがこの作品です。これは目読書も、耳読書も両方チャレンジしました。超お気に入り。
私はこれを皮切りにいろいろ読みました。これ以外にこの著者では2,3作品お気に入りがあります。全部気に入っているわけではないです。作品によります。

この「Sophia's Secret (米では「Winter Season」)に迫る面白さだったと書いてあるコメントもあったんですが、私にとってはそこまではいきませんでした。でもこのところ、この人の作品を読んでいて気がそがれがちだったんですが、これはそこまではいかなかったです。

これは著者の作品の「Sophia's Secret」や「Marianah」などに近いロマンチックな感じがあったのがよかったです。一途な愛情の実がぱっと開くようなういういしいロマンチックさが最後にやってくるんです。それが好き。しかも過去と現代がつながってる感じはなんともいえない感覚を呼び覚ましてくれます。今回のこの「The Desperate Fortune」は主人公の間のきずながあまりないので、そこは残念ですが、何度もその手も使えませんしね。

この作家のすごいところは、過去の登場人物の多くが実在の人物であるということです。架空の人物ももちろんいます。そう、史実をもとにギャップを埋めたり、そこから掻き立てられた物語を編み出しす手法です。だから緻密な調査をして、古い文書を調べた土台の上に創作していくので厚みもあります。話の後に、調べた内容について少し語られているので、それもなかなか面白かったです。

英語に関しては、読みやすいとも言えないと思います。難しい語彙が連続して出てくるわけでもないんですが、デュアルタイムは得てして場面展開が多くて、おのずからダブルキャストなので、登場人物を把握するのが大変ですね。だから難しさレベルは★3つ半なかんじで4つにしときました。この人の作品は新しめのものになるたびにちょっと難しめなように私は感じます。

audibleだったので、ナレーションは女性一人が、スコットランド訛り、フランス語訛りを駆使して語ってくれました。でも、私にはちょっと仰々しい感じに響きました。もうすこし落ち着いていてもよかったかも。ある女性の話し方を聞いたときに、なぜかドラマ化された「アウトランダー」で魔女狩りで火刑に処されるスコットランド人女性の話し方にそっくりだったので、すぐに「あ、スコットランド訛りだ」とわかりました。そういう意味ではaudibleは価値がありますね。

これでとりあえず読み終わったものは書き終わりました。ためないでおくのはなかなか難しいです。仕事が忙しいときに聞き終わったら書けませんしね。今週の仕事が終わってほっと一息なので、うれしくてこれ書いています。

小説以外に何か違う取組み始めると、今度は目読書をする時間がかなり限られてくるので、困ったものです。ゴールデンウィークで小説を何か一気読みしたいなあとも思っています。

読んでいただきありがとうございました。

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