Finding Audery


Author: Sophie Kinsella
Category: Young Adult (Fiction)
Length: 304pages/ 6 hrs and 36 mins
Total recommends: ★★★★

Difficulty: ★
☆☆
Story:★★★★
Can't-sleep-degree:★★★
☆☆
Romance-packed-degree:☆☆
Mystery-packed-degree:
☆☆

2015年英語読書日記 No.31 (耳読書No.23)295冊目

ソフィ・キンセラ初のYAブック(10代向けの小説)でも大人にもお勧めです。

ティーンエイジャーの親は必須といってもいいかもと思えるクリーンヒットです。私には中学生の娘がいるのでよけいに読んでよかったです。親じゃなくてもこれはいいお話なので是非。

social anxiety(社会性不安障害)の14歳のオードリー。彼女は家の中でもサングラスを外せない。家の外に出ることもできない。 唯一訪れる場所は主治医のドクターサラのところだけ。そんな彼女の日常、病気と向き合う姿を描いたキンセラ節満載のお話。しかもYA小説なので、もともと読みやすい作家さんなのに、さらに読みやすいんじゃないかと思いました。300ページなくて、読了感もとてもいいので、お勧めできます。

大人向けのキンセラは私は卒業した感があるのですが、これは発売前の評判もかなりよかったので、聴いてみようと思いました。発売日に手に入れました。イギリス英語楽しいし。で、やっぱり楽しかったです。オードリーの家族が中心なんですが、家族のそれぞれの役割がかなりいいです。やっぱりうまい。特にショッパホリックシリーズはちょっと行き過ぎ感がありますが、これはそこをほどよく抑えてあって、かえっていいです。描き方がおかしくて、笑うシーンもあるし、なんかイギリスのある家族を覗き見しているような気分で話が進みます。

14歳のオードリーがいじめが原因で引きこもらざるを得なかったり、兄のフランクがコンピューターゲームにはまってしまって両親が困り果てたりと、どこでも起こっている現実を本当にうまく書いています。子供の親に対する本音が書かれていて、うまいなあと思いました。なかなか勉強になりました。

子供からコンピュータを取り上げるのに、親が二人で、「子供に我慢させるんなら、私たちもドラマを我慢しなくちゃ」「じゃあ、ダウントンはもう見れないの?」「いや次の1エピソードだけは見よう」とか(笑)、他にもゲーム・オブ・スローンズや人気ドラマが出てきます。ゲームも今はやりのマインクラフト、シムシティとかが出てきたり、トレンドもちゃんと今なので、面白いです。

この手の雰囲気は同じくイギリスの作家Jojo Moyesの話でもよく見かけますが、キンセラのこの本でも引用されていたように、リチャード・カーティスを思わせる雰囲気があります。(フォー・ウェディングラブ・アクチュアリーなどの脚本家)コミカルだけど愛情があふれてるという意味で。アメリカの話ではなかなかこの雰囲気が出ないのはなんででしょうかね。面白い。好きだなあ、この雰囲気。

現実に目を向けてなんとか病気とたたかうオードリー。見守る家族。オードリーが「私のserene family」と形容するのがなんともおかしいのですが、やっぱり現代らしくて、けっこう皆が自分の欲求を我慢できなかったりもする。でも暖かい家族。

オードリーが少しずつ不安を除くために与えられたタスクをこなすのも、なんだか応援しちゃいます。読んでいて、彼女と家族が経験することのどれかは似たようなことを感じるかもしれないと思わせてくれるし、人間は欠点があって、どんな人でも悩みがあるのが当たり前で、他人の心は他人の物、相手をコントロールできないのだという、オードリーの主治医の先生のセリフが効いています。(この話の中で唯一落ち着いた役柄)
 
英語は書いた通り、かなりわかりやすいです。audibleは300ページで6時間半なので、よく考えると速い。でもその速さはまったく気にならないぐらいわかりやすかったので、久々に★1つにさせてもらいました。なんと2日で聞き終わってしまいました。私はイギリス英語を聞くほうが多いので、慣れてます。「テリー」と言われても「テレビ」だとわかりますしね。だから 私の中では難易度は★1つですが、人にによっては二つの間かもしれません。それでも読みやすいと思います。

一つだけ難を言うと、audiobookでナレーションが一人の時もあれば、複数の時もあります。男性の声で男性の役が読まれる時と、読まれない時があります。慣れれば何ともないですがね。男性のイギリス英語もイギリスって感じでよかったです。

social anxietyを扱った作品はほかにも読みました。でも実際は扱ったと言えるのかどうか、というこれもコミカル系のお話です。表紙のイラストレーターが同じっぽいですね。
これ、かなりハチャメチャで面白いお話でした。でもこのFinding Auderyのほうがsocial anxetyを正面から扱っています。

昨日聞き終わったので、昨日書きたかったけど、週末近くなると疲れて無理でした。昨日は忙しくてお昼寝できなかったですしね。このところいろいろジャンルを変えて聴いています。つぎは30時間超えの大作です。6月中に聞き終わればいいなと思ってきいています。目読書はまたまためげずにヤングアダルトなんですが、その作家さんは英語がとってもヤングアダルトです(笑)ファンタジーだと堅いんですが、現代ものは読みやすいとは言えないですね。今で半分近く読んだので、最後まで頑張りたいと思います。

気が付くとあと5冊で300冊です。なんかちょっとうれしい。

読んでいただきありがとうございました。

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