Paper Towns


Author: John Green

Category: Young Adult (Fiction)
Length: 336pages

Total recommends: ★★★★

Difficulty: 
★★☆☆
Story:★★★★
Can't-sleep-degree:★★
☆☆
Romance-packed-degree:☆☆
Mystery-packed-degree:
★★★☆☆

2015年英語読書日記 No.32(目読書No.9)296冊目

17歳の自分に読ませたかった a rite-of-passage ストーリー

先日、都会の本屋さんで映画化されたほうの表紙を見つけました。表紙のヒロインマーゴ役の
凛々しいまゆげにつられて読み始めた私です。映画はこれですね。

ヤングアダルトはやっぱりその対象となる年齢層の人が読んで面白さが増すのはあたりまえなんです。でも、英語の難易度から行くと、英語学習者には読みやすいという利点もあります。

確かにこの本は読むのに時間がかかりませんでしたが、英語学習者が英語を学習するためだけというのであればお勧め度は低いです。読みやすいけど、読みにくいもののひとつかも。なので、お勧め度は★4にしようかどうか悩んだんですが、最後は自分の中では5つと思ったので、それに素直に従いました。

この作者の作品はこれを以前に読みました。これも映画化されてます。
アメリカで映画化された直後に読んだんですが、その後日本でも公開となり、日本でも読んでいる人が増えました。その中でかなりコケおろした感想を見たことあります。読むんじゃなかったみたいな。まあ難病ものでもあるので、そういうのが苦手な方だったのかもしれません。それを差し引いても、どうも英語学習のために読んだからそう思うんだろうなという印象でした。そういう感想を持つ場合はおそらくミステリーとかで英語学習読書を済ましたほうがいいかも。

アメリカの17歳ぐらいの視線ですからね。青い鳥文庫とまではいきませんが(ライトノベルズとかいえばいいのか?よくわかりません)、17歳の文学少年少女の視点も必要かも。

こちらのPaper Townsも、最初はそれなりの「独りよがり度」が高いなと思いながら読み始めました。裕福な両親に何不自由なくものを与えられ、美貌も備えた破天荒な高校生マーゴ。クイーン
マーゴの暴走を止められる人は誰もいない。隣に住んでいる共働きの両親の一人っ子として堅実な暮らしをしている主人公クインティン。2歳のころからの幼馴染の二人は高校ではほとんど会話をすることもなくなっていて、ある日突然マーゴの暴走に一晩付き合わされる羽目になったことから話が動き出します。

主人公は草食系高校生男子クインティンです。彼の視点で物語が語られます。ヒロインマーゴの変わりぶり
は親のネグレクトによってもたらされたんですが、 彼の視点で魅力的なマーゴも、とてもわがままな女子高生にしか映りませんでした。

途中までは。

しかし、前半は「うーん」と思っていたんですが、後半は「うむむ、これは」にかわっていきました。前半でもセンスの良さは一流だなあとは感じていたものの、後半はそのセンスがさらに光ってました。大笑いしたシーンもあります。これは映画化したら面白いだろうなと納得しました。終わり方も私は納得でした。うまいぞ。17歳の私に読ませたかったです。アラフィフのおばちゃんの私じゃなくて。

高校生にはこういうの読んでほしいなあ。恋愛ものだけじゃない心の中の何かに触れるもの。

高校生の「なんだか違和感のある感覚」から大人になっていくだろうまでの過程の一瞬がうまくかかれているので、親としての視点でも読んでよかったです。それとある意味ミステリー仕立てで、物語に出てくるpaper townsを探しあてるお話でもあります。

英語はkindleでの辞書機能だけでは処理できない語が結構出てきます。Wikipediaに何度もつながろうとする言葉ばかり(新しい言葉だったりで、辞書にないということですね)でも、私はもともとオフラインで読んでるし、Wikiってるとかなり時間がかかったり、結局出てこなかったりするので、使っていません。そういう意味でも多読ものとしてはお勧めできないかもです。

ヤングアダルトで男の子が主人公のお話で私が好きなのはこれです。
これは私を完全に17歳に戻してくれたんですが、ここまでは響かなかったものの、Paper Townsもよかったです。

途中であきらめないでよかったです。

目で読む読書になかなか時間を確保できないこのごろですが、やっぱり読書はいいですねえ。

読んでいただきありがとうございました。

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