2014年英語読書日記 No.5(目読書No.3) Lost Lake

Author:Sarah Addison Allen
When: February12th ~ February 22nd 2014 
Category:Fiction

Pages: 304 pages
 

Total recommends:
★★★★  
Difficulty:★★
☆☆
Story:
★★  
Can't-sleep-degree:★★ 
Romance-packed-degree:★★  
Adventure-packed -degree:
☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:
☆☆☆☆

これはずっと待っていたお気に入りの作家さんです。なんともいえない独特の雰囲気を醸し出す話を書いてくれます。大人のメルヘンというか、女性のファンタジーというか。1年に1作品ぐらいのペースで作品を出しているんですが、今回は半年ぐらい?遅れた感じだったような。楽しみに待っていました。

舞台はたいていアメリカ南部の現代です。しっとりした感じは南部だからでしょうか。落ち着きさえ感じます。
登場人物がみな何かしら悩みを抱えていてやさしい。読んでいてなんだか心が潤う世界。

著者はアメリカの方ですが、なぜかすごく親近感を感じます。繊細さに惹かれると言ったらいいでしょうか?普段当たり前のように享受している幸せを、かみしめることを上手に描いてくれる作家さんだと思います。

英語は日常生活とその延長を描いているので非常にわかりやすいです。会話文も多いので読みやすい。

この人の作品は最初から順に読んでいっていると思います。この作品は私はこの著者の中で3番目ぐらいに好きです。

一番好きなのはもちろんデビュー作
主人公の作るお料理がなぜか人を幸せにしてしまうという設定のお話。
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2番目はこれ、
主人公のクロゼットに突然押しかけてきた変な女性。そこから主人公の人生が徐々に変わっていきます。
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この二つもそうですが、日常に溶け込むように「非日常」が常に存在するのがこの人の作品の特徴です。魔法とまではいかないけど、不思議なことが当たり前に存在する。それがファンタジーというより、隣のトトロじゃないけど、住み着いている感じ。日本では季節を感じ、昔からいろんな神様を信じていた時代があって、いろいろなものやことに魂が宿るとう考えをなんとなく残っています。ちょっと大げさだけど、その感覚に共通するから親近感を感じるのではないかと思いました。

この人の作品を読むと落ち着いて、穏やかな気分になれます。登場人物たちがそれぞれに悩みを抱えながらも、人とのかかわりを通してひょんなことからいい方向に向かっていく。かたくななつぼみのような心が少しずつ開かれて愛する人の胸に勇気を出して飛び込む。

下手すると漫画チックになりそうな設定を絶妙なバランスで描き出すこの雰囲気はこの人独特のものだと思います。個人的に大好きな作家です。いつも読み終わるとファンレター書きたいと思うほど。

最新作が出るのが遅いなあと思っていたら、乳がんを患われて入院されていたそうです。ご自身の命を見つめていらしたんだなあと思うと同時に、作品がまた一段と柔らかく感じたのは私だけではないと思います。

最近どうも言葉が出てこないので、読書日記がなかなかかけません。もともとない文章力なんですが、言葉が浮かんでくるのを待って書きます。これも読んだ感想がうまく伝えられるかなあ。