Don't Let Me Go


Author: Catherine Ryan Hyde 
Category: Fiction

Length:  432pages /
11 hrs and 17 mins

Total recommends: 
★★★★★
Difficulty: 
★★☆☆ 
Story:
★★★
Can't-sleep-degree:
★★★☆☆
Romance-packed-degree:★☆☆☆ 
Mystery-packed-degree:
☆☆☆☆

2015年英語読書日記 No.48(耳読書No.34)312冊目  

 映画「Pay Forward」の原作者として有名な著者です。この人の作品は以前に1作読んだことがあったので、また読んでみたいなと思っていました。地味だけど、アマゾンでの評価はすごく高いです。audibleになったものもあるんですが、見つけたときは制限がかかっていて日本には販売してくれませんでした。これもそんな作品の一つで、発売してからしばらくしてaudibleが日本からも購入可能になったのを見つけたのでダウンロードしました。

読んで(聴いて)よかったー。心温まるお話です。これはお勧め

10歳のグレースはいつも独りぼっち。ママは薬物中毒から抜け出せなくて、何日も寝て過ごしてる。だからグレースはいつもアパートの外で座っている。

そこに同じアパートのビリーが出てきた。彼は元ダンサーで、今は家からほとんど出ることができない。12年間、宅配で買い物を済ませて引きこもっている。でも、毎日座っているグレースがどうしても気になって。

「なぜ毎日そこにいるんだい」
「誰かが私のことを気づいてくれるのを待っていたの」

同じアパートに住む隣人たちが10歳のグレースのために奮闘するお話なんですが、それぞれの登場人物がそれぞれの事情と気持ちをもって、グレースをなんとか施設や里親制度の手に渡らないように協力しあいます。引きこもりの男性、移民の若者、夫に先立たれて一人暮らしの老婦人。グレースに心を寄せた同じく同じアパートの独身女性ウェイレインが中心になってグレースを守ろうとします。

なんだかこの世界に迷い込んで、物語が終わってほしくない気分にさせてくれるお話でした。

人間は捨てたもんじゃないんだよ。と著者が物語を通して語っているよう。でもそのメッセージも押し付けではなくて、登場人物たちは、時に苦しみ、笑い、一生懸命生きている。それを通して小さな勇気が湧くようなお話。

地味でもこういうお話が好きです。社会の隅でひっそりと生きている人たちも、その人生を懸命に生きている。どの人生でも平等なんだと思わせてくれるようなオーラに包まれます。

サスペンスや怒涛のドラマに疲れたら、是非これを手に取ってみてください。これも「ああ、どうなるんだろう?」とちょっとハラハラもするけど、すべてがハッピーエンドじゃないけど、だからこそ心に沁み込んでくるものがあると思います。

ああ、物語っていいですねえ。

読書日記がどんどんたまって追いつかない(汗)記憶のあるうちに書かないと。でも書いてるうちに思い出すもんですね。なんとか追いつきたいです。

読んでいただきありがとうございました。

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