Cometh the Hour


Author:Jeffrey Archer
Category: Fiction
Length: 404 pages / 13 hrs and 5 mins

Total recommends:★★★★
Difficulty: ★★☆☆☆

Story:
★★★★
Can't-sleep-degree:
★★★☆☆
Romance-packed-degree:★★☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★☆☆


2016年英語読書日記 No.6(耳読書No.4)330冊目
 
  
前巻を読んでから日がたっていないんですが、アマゾンをうろうろしていたら新作で出ているのを見つけました。そこには最後とほのめかすようなことが書いてあったので、「もう終わるんなら読んどこっと」(実際には聴いとこっと)とダウンロードしました。確かaudibleはちょっと先行だったような?

で、わかったのは、これは最終巻でないということです(笑)アマゾンの増えてるコメントでもわかります。どうやら次が最終巻らしい。でも、終わるので安心?して聞けますね。

相変わらず「またつまらぬものを斬ってしまった」状態で、ばったっばったと人が死ぬのは同じです。殺さんといてほしい人も死んでしまいますもんね。クロニクルなので年月が経てば死んじゃうのもありますしね。でもこのシリーズけっこう若い人も死にます。それから「この登場人物は何のために出てきたのだ」みたいなかわいそうなのも。

途中の巻で中だるみ感があったのは、登場人物が多すぎて、主人公のハリーから周りの登場人物、特にジャイルズに話がずれてしまっていた時に感じたのではないかと今になると思います。ハリーが中心に添えられるとやっぱり話がしまるので、ババコフのエピソードを入れたのはよかったと思います。

悪役も相変わらず小ずるい動きをしていて、これは気に入って書いているのではないか?と思いながら聞きました。かえってコミカル。

秀逸なのはやっぱりこれも後半。ハリーのスピーチのクライマックスはなかなか感動です。スピーチの終わりにこの巻のタイトルである”Cometh the hour, cometh the man”という引用をしてから、前巻を受けて、”The pen is mighter than the sword”で自分のペンを掲げ、会場の皆がそれに倣うシーンとそれに続くシーンも静かで、でも大きな力が動く瞬間と言った感じでした。

そして、この巻は作者自体がこのシリーズを終わろうと決意していることがわかる展開です。それにそういうセリフにあふれていました。ハリーの母であるメイジーが息子に「いつまでも同じ主人公の作品を書かずに、新しいことに挑戦しなさい」とかね(笑)

エンタメ作品ではありますが、作者の経てきた経験、(作家、議員、スキャンダル、裁判、そして刑務所での生活)がすべて生かされたうえでの作家魂を見た感じがしました。話の運びはとにかくスピーディでうまいので読みやすいです。

大昔、友人の結婚式でたまたまイギリスにいたときに、ちょうどアーチャー氏のニュースが新聞をにぎわしていました。ご本人の波乱万丈がなければ、この作品は生まれていなかったもなあと思いました。

英語も引き続きわかりやすいです。途中ナレーションの人が風邪をひいてるんじゃないかと思う鼻声がありました(笑)それでも、誰を演じてるかはかなりわかりやすいので、このナレーションは好きです。面白い表現もいくつか拾いました。

前に引き続きよかったので、きりよく最終巻も読もうと思います。11月ぐらいらしいです。見届けたいですしね。最終巻はついに大きな謎が解かれそうです。

次は何にしようかなあ。面白いのもあって、予定より早く聞けてしまいました。

読んでいただきありがとうございました。

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