The Plum Tree


Category: Historical Fiction
Length: 401pages 

Total recommends:★★★★★
Difficulty: 
★★☆☆
Story:
★★★★☆
Can't-sleep-degree:
★★★☆☆
Romance-packed-degree:
★★☆☆
Mystery-packed-degree:★★☆☆

2016年英語読書日記 No.16(目読書No.5)340冊目    

この作者の作品は2作目です。最初はこれを読みました。
デュアルタイム形式の話が大好き。これはミステリー仕立ての要素が強くてとても面白いし、読みやすいけど、歴史もよくわかって深い。史実に基づいたフィクションが大好きなので、また読んでみようと思わせてくれました。

次に手に取ったこのThe Plum Treeは歴史ものとしてはかなり層の厚いナチスドイツのお話。What She Left Behindより先に書かれたもので、デュアルタイムではありませんでした。ドイツ国内での戦時中が中心で、視点がユダヤ人青年と恋に落ちたドイツ人の女性のお話です。ドイツ人であるにもかかわらず、ユダヤ人をかばったかどで強制収容所に連れていかれるお話なので、これまた軽い感じではなかったです。

でもそこがこの作者の魅力かもと思いながら読みました。主人公がつらい経験を重ねながらも懸命に生き抜く姿にこころをつかまれたままラストまですすめます。

先ほども「層が厚い」と書きましたが、歴史ものでも一番多いのでは?忘れてはいけないことでもあるので、心が痛くなる物語がたくさんあります。私もかなり読みました。

他にも第2次世界大戦を扱った秀逸なお話は多いです。上にご紹介した二つは映画化もされています。両方よかったです。原作がいいものは映画化されるものも多い。

英語はわかりやすいと思います。当時のドイツ国内の様子がよくわかって興味深かったです。途中ヒトラーが出てくるけど、そこはなんか作った感じだなあと思いながら読みました。なぜかインディージョーンズ最後の聖戦のヒトラー登場のシーンを思い出しました(笑)

歴史から私たちが他人とのかかわりをすごく学べて、一人一人の努力が実は大きな力になっていくんだと思わせてくれる。悪意は麻薬みたいで、あっという間に善意を凌駕してしまうけれど、それでも人間は愛おしいものだと作家が永遠に書き続ければ、小さな一歩になる。

読んだ私たちが今度は周りの人に優しさを届ける。

そんなループを、見えないループを作り出す世界が好きです。

読書をやめられないのは、人間はそれを学び続けなければいけないからかも。

読書っていいですねえ。

夏休みに入ってたまった読書日記をなんとか頑張って更新しています。読者も少しずつですが、来てくださるようになって嬉しい。読書日記は案外あるようで少ないので、このブログが役に立ってくれるとほんとにうれしいです。

読書日記を書くのはすごく難しいです。ネタバレはできないけど、どう面白かったのかを伝えるにはすごく言葉が必要なので。普段もう少し頻繁に更新している本家の英語ブログより難しかったりも。読んだ記録はたくさん見かけても、読みたいと思わせる文章を書くのは難しいのは書いてらっしゃる方はわかっていただけると思います。くどくなってもいけないし、あっさりだとわかりにくい。

去年から1年間「TIMEマラソン」と称して1年間隅から隅まで読むことを課していたので、目で読む読書の量がかなり減りました。さらに、試験も定期的に受け続てきたので、かなり苦しかったです。

この春からは仕事がさらに激増して、準備に時間も取られるので、やっぱり目で読む機会が減っています。その分耳でaudibleを聞く日々です。最近はaudibleが充実してきたので、目で読むものを選ぶのが難しかったりします。この人の作品はめずらしくaudible化されていません。

英語力を上げるという意味では、試験勉強にはまったくかなわない英語読書。でも私は英語読書がなかったら、とっくに英語をあきらめていたかも。

年間50もの物語の波に身をゆだねられる幸せは、試験勉強では味わえない幸せです。心が豊かになった気にさせてもらえるだけでも感謝。

そして、気が付くと自分の土台を強くしてくれている。

そのことが伝わればと思いいつも書く日々です。

読んでいただきありがとうございました。

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