英語読書日記 The Hunger Games

The Hunger Games
The Hunger Games
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Author:Suzanne Collins
Period:March19th~25th
Category:Young Adult
Pages: 374pages

Total recommends:★★★☆☆
Difficulty:★★★☆☆
Story:★★★☆☆
Can't-sleep-degree:★★★★★
Romance-packed-degree:☆☆☆☆☆
Adventure-packed -degree:★★★★★
Mystery-packed-degree:★☆☆☆☆

くやしいけど確かに読みだしたらノンストップ! So gripping!
大人もはまる(かもしれない)アメリカ版バトルロワイヤル

日本の「バトルロワイヤル」はWikiると「あまりにもおぞましいテーマ」のために賞を逃したとありました。そのタブーをあらためて描くことによって大ヒットしている作品。この本の作者が日本のバトルロワイヤルに触発されたとかないとか。ほんとのところは知りませんが、「一定空間に閉じ込められた10代のティーンたちが自分の生き残りをかけて殺しあう物語」というテーマはまったく同じ。そう聞いただけでもう避けてたテーマです。

そう、このテーマ自体が好きではありません。「設定そのものがあまりにもいややわ」と否定的に読み始めたにもかかわらず後半60%は今日一日で読み終わってしまいました。スクリューコースターに乗りながらゲームの実況中継をみているかのような物語。これは大人でもうなると思います。物語そのものは好きではないことを踏まえながらも確かに読ませる。ランキング1位を独走しつづけるのもうなずけます。半分を超えて途中までは実は「これは★5つ」と思っていたんですが、やっぱりだめ。一つ減らして、その後やっぱりもう一つ減らしました。世間の評判は4ツ半なのでかなり高い作品ですが、自分の主観にしたがうことにしました。

できればこういう話がもてはやされる世の中になってほしくなかったなと思うのが子を持つ母の思いです。まあそんなこといっても実際子供たちの世界ではもう変化してるんだから仕方ないのかな。ゲームも「死」だらけ。

いろんな話をモチーフにしてるのかなともとれました。生贄というのは大昔からある発想ですしね。ヤングアダルトだからというのもありますが、その贄が若い子たちというのもわかるんですが。

お話は確かに主人公に感情移入しやすいです。展開も早く、設定そのものを批判的に見ていても、作品中にそれを否定する意図が見え隠れしながら話が進み、全体像をちらっと見せる。そして確かに共感もしてしまう。作者の計算の緻密さを感じました。いやあ、途中目頭さえ熱くなりました。とにかく読ませます。騎士道精神や自己犠牲愛を感じるところもありました。たしかにSFチックでもあります。倒しようのない悪が存在していて、大人の身勝手さがあって、そこに怒りの矛先が向く。ただの殺し合いになってないからこそこれだけのヒットに繋がっているんですね。

作者は問題定義をしてその奥にある本当に大事なものを訴えたいのだとはとれるんですが、やっぱりもろ手を挙げて「ああおもしろかった」と思えないお話でした。いや確かに面白いんですがね。私はやっぱり怖いのが苦手です。でもヒットはするだろうなあ、こういう話。

英語はヤングアダルトなので、そんなに難しい方ではないと思います。サバイバルのお話なので、殺し合いや、その動きの描写がもしかしてとらえにくかもしれません。セリフも他のヤングアダルトに比べるとちょっと少な目かもしれません。★二つから二つ半ぐらいの感じでしょうか。

映画はアメリカで3月23日公開です。トレイラ―はこちら。これは日本に来るだろうなあ。映像にするとさらに迫力です。いくつか見た中でこれが一番躍動感があったので貼ってみました。

でもやっぱり子供が殺しあうのはいやだなあ。あっこさんの言うこと聞いとけばよかったわ(笑)映画化と聞くと食指が湧いてしまう私です。

さて、今度はこれのお口直しにこころ潤うお話読もうっと。
今回は少々辛目ですみません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。