the Book Thief

The Book Thief
The Book Thief

死神が人間から奪うものは魂?それとも?ナチスドイツをホロコーストではなく、ドイツの民間人側から描いた感動作。

Author:Markus Zusak
Period:3.15.2011~3.28.2011(about 2weeks)
Category:Fiction based on the history
554pages

Total recommends:★★★★★
Difficulty:★★★★☆
Story:★★★★☆
Can't-sleep-dgree:★☆☆☆☆
Myster-packed-degree:☆☆☆☆☆
Romance-packed-degree:☆☆☆☆☆

基準や感想はあくまで一英語学習者の主観に基づくものです。ご了承ください。

この本はニュージーランドの知り合いの方に薦めていただいた本の一冊です。偶然にもイギリスのアマゾンで評価が凄く高くて、私がチェックしていった本からもお薦めと出てくるのでアマゾンですでに購入していました。

早速本を開きましたが、予備知識なしで読み始めたら、どうもナチスドイツ下のドイツが舞台でした。

この本のナレーターは死神。舞台はヒトラーが台頭し始めたドイツ。あるドイツ人夫婦の養子になるために弟と列車に揺られて母に連れられていく主人公リーゼルは、列車の中で弟が死んでいるのに気づく。途中母と弟の埋葬を済ませてから里親のもとを訪れる。墓場で拾った(盗んだ)本を抱えて。

そこで待っていたのは、厳しそうな養母と無口だけれども心優しい養父であった。貧しい夫婦に引き取られ、リーゼルは学校になかなかなじめず、夜は弟の夢で苦しむ日々だった。リーゼルを気にかけてくれるのは養父のハンスと近所のルディという少年。養父のハンスはリーゼルをあたたかく見守り、字の読めないリーゼルに自分も苦手な字を教え始める。やがて焚書の際にリーゼルは表紙が燃えてまだくすぶっていた本を拾う(盗む)。それを死神はいつも見ている。彼が名づけたリーゼルのあだ名は「The Book Thief」(本泥棒)

やがて、ナチスドイツが台頭し恐ろしい日々がやってくる。死神は魂を拾うのに忙しくしながらも、リーゼルを見つめつづける。

そしてある日、リーゼル一家の家をノックする人物がいた。

この本の要約はすごく難しいです。史実に基づいた事実もあるし、もちろんフィクションだし。章が細かく分かれていて、時系列も時々前後します。ナレーターが死神ですが、少女リーゼルの視点が中心。彼女がナレーターでないところがすごくポイントです。

読み終わったあとでいろいろ見ていたら、この本一応「ヤングアダルト」部門でもあるらしいけど、大人にも評価が高い本だそうです。え?ヤングアダルト?読みやすい?私はなぜか時間がかかりました。すごく早く読める部分と、遅くなる部分が混在していて、いつもなら、200ページを越えると乗ってくるんですが、このお話に関しては300ページを越えてやっと読めるようになってきました。まあ、子供の春休みに引っかかったのもちょっと原因でしょう。しかし、最後になればなるほど物語の層をなす構成にうなりました。

著者はドイツ人の母とオーストリア人の父の移民である両親を持つオーストラリア人の方です。ドイツでの戦時中の話を聞いて育ったそうです。だからドイツの戦時中の生々しい伝わってきたんですね。でも客観的でもある。だからすごい。インタビュー見つけました。オージーイングリッシュ入っています。


最後の30ページで星四つから5つに変わった本の一冊となりました。ラストの50ページを家で1人で読めてよかったです。涙で字がかすみました。今日、子供の講習を待つカフェでこれしたらヘンなおばちゃんだった。淡々とした語り口なので余計にラストがつらかったです。さらっとした死神の語り口とその心(があれば)の変化の脚色に脱帽しました。センス感じちゃいました。

ドイツ民間人からの第二次世界大戦を描いたのも私にとっては初めての経験でした。ナチスといえばホロコーストですものね。この前見たナチス物といえば、タランティーの映画だったしなあ。これ、実は映画化されているそうです。日本にきましたっけ?なんとハンス役にはジャン・レノが出ていていました。(だと思います。他のトレーラーではハリポタのルーピン先生のデヴィッド・シューリスとも思われる映像もありましたが。どちらでしょう?)ユダヤ人のマックス役は「戦場のピアノニスト」の人。これどこかでなんとか観ようと思っています。トレーラーを見つけました。



ちょっと原作読んだ感じよりこのトレーラーはドラマチックですが。本を読んだ感じではもっと淡々とした印象でした。でも実写のフィルムがあるから生々しい感じはでてるかもしれませんね。でも、日本にはどうも来ていないのか?く、くやしいなあ。「アレキサンドリア(原題Agora)」とか、「私を離さないで(原題Never let me go)」みたいに来るのが遅いだけなんでしょうかね。字幕なしで挑戦する映画がまた増えてしまいました。シアター系の映画はママには観に行くのが困難なんですよね。独身の頃なら観にいったんですが。

ちなみにここ最近で字幕なしで観ようと思っていた作品は「Never let me go」です。都会の小さな映画館で1週間で終わってしまう。春休みに。ママには無理ざんす。観にいけないのでアメリカのアマゾンでネットレンタル初挑戦するつもり。(この前見つけた)字幕がないからよけい英語の勉強になるということで。

PB生活三昧ももうそろそろ休業にはいるかもしれません。くすん。仕事しなくちゃ。

今日も来ていただいてありがとうございました。