The Girl Who Played with Fire

英検受験の皆様、おつかれさまでした!英検がんばってられる方と共に私も自分の記録を更新してみようとPBがんばってみました。ささやかながんばりですが。
The Girl Who Played with Fire (Millennium Trilogy)
The Girl Who Played with Fire (Millennium Trilogy)
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A bloody intriguing story
Author : Stieg Larsson
Period(読書期間): だいたい1週間?(間に1冊はさみました。)
Category: Crime Thriller
569Pages


Total recommends:★★★★★
Difficulty:★★★☆☆
Story:★★★★★
Can't -sleep-degree:★★★★☆
Mystery-packed-dgree:★★★★★
Romance-packed-degree:☆☆☆☆☆



200ページあたりから最後まで週末を挟んで一気に読みました。この作品はまさに"Jaw dropping"(by Kate Moss)という表現があてはまる。

この本、ある程度字が詰まってるし、読むのに時間がかかるのでいくら集中型の私でも1時間に30ページすごくノリがいいときで40ページ近くいけばいいほう。(もっと早く読みた~い!)昨日は横で旦那が吉本や、レッドクリフを見る中、横でウォークマンの音楽でテレビの音を消しながら読みました。(いちおう気を使ってと、あったかい場所というのを選んだため。)テレビがガンガンに鳴り響く中(映画モードでスピーカの音がいいテレビを選んだので)まったくテレビを見ない妻。ヘンな光景です。だって一回みたし。でも金城武が出てきた時はちら見(笑)(昔珍しく見ていたテレビドラマでスパイの役をしていてちょっと好きになった。あの話もロマンチックで漫画チックで好きでした。ついでに一緒にでいてた刑事役のThe Boomのボーカルの人もよかった。)全然関係ないぞ。

ストーリーは前回からのキャラクターが引き続き出てきて、違う事件を扱います。Mikael Blomkvistが編集長を務める雑誌「ミレニアム」の特集と出版に外部からのジャーナリストDag Svensson の記事を出版することになった。内容は国の各関係者を揺るがすような一大スキャンダル。編集は秘密裏に進められる。
 しかし、執筆者であるDagとそのパートナーがある日何者かに拳銃で至近距離から撃たれて殺される。直後に居合わせたのはMikael Blomkvist。警察がつかんだ唯一の証拠は現場に残された指紋の残った拳銃。驚くべきことにそこにはMikaelの前回の事件パートナーLisbeth Salanderのものだった。直後にLisbethの保護観察官であるNils Bjurmanが同じ拳銃で殺されているのが発見される。しかも拳銃はBjurmanのものだった。
 指名手配されるSalander。しかし彼女はどこにもいない。事件が進展するにつれて明らかにされるSalanderの過去。無実を信じるBlomkvist。姿を消したSalanderと彼が連絡をとれる手段はたった一つ。

コンピュータのデータの中だけであった。そして驚愕の事実が明らかになっていく。


相反する二つの側面を描いているように思いました。陰と陽。善と悪。そして境のもの。

その間を行き来するのが主人公のMikael Blomkvist。だから主人公のキャラクターの肉付けもうまい。女好きで人好きで相手の視点に立てるやさしさ、でも正義感のあるジャーナリスト。このキャラクターなしにはこのむごい話はさらっとしないだろうなあ。それに相反する独自の世界を突っ走るヒロインLisbeth Salander。彼女がどんなに破壊的な性格だとしても、独自の正義感に賛同せざるをえない説得力があります。まったく正反対のキャラクターを描いています。とにかくこのヒロインが小さいのにつおい!(強い)だからこそこのシリーズが世界的にヒットしているんですね。すごく斬新。

そばで起こったらあまりにもむごい話を緻密な表現で淡々と進む。第一作でも感じた冷静さがさらに洗練された感がありました。だからこそ読める。ふつうだったらこういう題材は読まないだろうなと読みながら何度も思いました。それぐらいの力量を感じちゃうんですよね。翻訳でも。そうじゃなかったらこんなにノンストップで読めないですよね。

最初の200ページまではあまり進みません。前作と同じ。300ページを越えると俄然話が錯綜しながら展開される。同じシーンが違う人物の視点から語られる。これはすごい。これがこの本の面白さのひとつではないかと個人的に思っています。登場人物がおおいのと、人物名と地名がスウェーデン語なので、ごちゃごちゃになるときがありました。ややこしい。それに多分音にできないからよけいだと思います。

前回はアメリカの犯罪スリラー。こちらは場所はスウェーデン。場所がちがえば、作家のスタンスも全然違います。前のは「人間の業」に触れている感じをうけましたが、こちらはまったく違う視点とスタイル。著者自身も有名なアンチ右翼のジャーナリストなので、とてもリベラルです。私はこの話の内容はちょっとこわいけど、この言葉が全部あてはまらないかもしれないけど、そのリベラルさがとても好きです。ある意味むっちゃCool。

彼の視点は著者の視点ではと思いながら読んでいたんですが、普段皆がモラルからはずれていると思う視点を通して物語が語られる。そのモラルとははたして本当にふさわしいものか?正しいのは何?社会の枠とあわないことが悪なのか?そもそも社会不適格とはどういう定義なのか。それを正面から斬るいさぎよさ。しかし、話は私には推測不可能でした。やられた。

で、最後はどうなったかって?

これ前編だったのか?!ここで終わり?えー!
しかし、本当にローラーコースター的展開。

次すぐ読もうかどうか悩んでいます。ううん、寝不足が続くのは週末以外ちと体力的に無理。少しずつ読むとしても・・・あと何日もクライムシーンに自分を置かないといけないのか・・・。ちょっと考えます。読むとしたらちょっと自重しないと。

あとで今何センチほど読んだか測ってみます。(今年のもう一つの目標。自分の身長を越えること)

今日も来ていただいてありがとうございました。
明日もがんばりましょう!