A Northern Light

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英語読書日記「A Northern Light」

1906年に実際に起きたGrace Brownの死の真相と
16歳の少女Mattieの成長物語。

心の湖に小さなさざなみを起こすように響くノベル

Author : Jennifer Donnelly
Period(読書期間): 12/20~26.2010 (7days)
Category: Historical Fiction /Young Adult
380Pages

Total recommends: ★★★★★
difficulty:★☆☆☆☆
story: ★★★★☆
can't-sleep-degree:★★☆☆☆
romance-packed-degree:☆☆☆☆☆

(あくまで主観的判断ですので、ご了承ください。)

まず、読みやすさレベルのハードルが低いのに話の内容のクオリティが高い!こういうのが読みたかったんだよおばちゃんは。できればもっと若い時に。英語ラーナーにうってつけの作品が今年最後を飾りました。しかも読んだ後に求めていた「さわやかな読了感」をくれました。すばらしい。

お話は1906年に実際に起きたGrace Brown という女性の死をめぐる真相が話の一つの軸です。主人公はその湖の前で働く16歳の文学が好きで大学に行くことに憧れるが現状がそれを許さない少女Mattie Gokey。彼女も実在の人物のようです。彼女はGraceの死の直前に彼女から手紙の束を託されます。「必ずすぐに燃やして。」というメッセージと共に。その後Graceは帰らぬ人となってしまいます。

MattieはGraceから託された手紙を処分することができずに、手紙を読み始める。そこには・・・。
死の真相が明らかになる前後に少女Mattieの生活を軸に物語りは進んでいきます。最後に死の真相が明らかになりますが、ミステリーではなく、Mattieの視点を通して、彼女の成長物語としてこの話は進みます。

話がMattieの視点なので、時間の軸が前後して話が進みます。これはヤングアダルト、ティーンエイジャー向きに書かれたものですが、とても質の高い文学作品のようにもとれます。感受性が豊かな少女の揺れ動く感情を見事に描いていて、彼女の苦悩、喜びが素直に伝わってきます。お話は決して込み入っていなくて、最初からどうなるか分かります。でもそれでも読みすすめたくなるのは主人公の揺れ動く心情の描き方が上手。そして1900年最初の厳しい農民の暮らしがビビッドに描かれ、話を後押ししています。

この話の前に大人の女性向き?の「Outlander」を読んだあとなので、いっそう読むのが楽でした。おそらく倍近い速度で読めたかもしれません。出てくる単語は文学を愛する主人公なので、すべてが簡単な言葉ではありません。私の電子辞書には載っていない言葉もありました。章ごとに主人公が新しい単語を毎日覚えることを課していて、難しい単語が出てきます。単語の定義が説明されていて違う意味で面白いです。

実際に起こった事件と実在の人物について調べてそこからこのようなinspiringなお話を作るなんてやっぱり今回も作者の想像力に感激しました。

読んでいる最中は「これは星4つぐらい。」と思っていたんですが、最後の最後で★五つになりました。最後になにかすごいことがおこるとかそういうことではなくて、郷愁をさそうような情景の描写と共になんともいえない主人公の感情が流れ込んでくるようなラストに★を一つ増やしました。私の中で主人公が息づいているような、映画のラストをみているような感覚になったので。

それもそのはず、数々の賞に輝く小説でした。はずれなし。読む価値ありです。英語ラーナーにはもってこい。私はしばらくこのレベルでずっと読み進んだほうがいいかも。年末は夫の両親とみなで近くのホテルで過ごします。何のPB持っていこうか悩み中。(去年は「Breaking Dawn」持って行きました。)

ここのところ、別の仕事が午前中連日あって、帰ってくると昼寝コース。それも明日まででやっと終わりです。だから寝る前とかに本を読むので精一杯です。今日は今から子供が見たがっている映画「K20」(今は少年探偵団中毒)をお風呂に入ってからパジャマパーティー称して家族で観る予定です。年末は適当に大掃除やってすごします。

今日も来ていただいてありがとうございました。お掃除疲れ出ませんように。