The Lost Girls


Category: Mystery
Length: pages 352 pages/
12 hrs and 35 mins  /109120words 
Total recommends:
Difficulty: 
★★☆☆
Story:★★
Can't-sleep-degree:★★
Romance-packed-degree:
☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★

2016年英語読書日記 No.32耳読書No.25)356冊目 

この作品がデビュー作というこの作者。デビュー作はたいてい作家の魂がこもってる場合が多いのですが、これはまさにそんな作品だと思いました。

ミステリーのカテゴリーに入れましたが、それを超えると思いました。人間のひたむきな思い、隠された思いが湖の波がひだになってこちらにやってくるような透明感のあるお話です。

1935年、ミネソタの避暑地で、ある一家の6歳の末娘が行方不明になった。殺されたのか、誘拐されたのかもわからないまま。一家はそのままそこでひっそりと暮らし、やがて姉妹二人きりになり、事件から60年後、残された姉妹の妹が亡くなった時に、その大姪(姉の子供の子)がその家を受け継ぐことになった。離婚後、姉妹二人をかかえ、シングルマザーだった彼女は一緒に暮らしていたパートナーから逃げるために、避暑地に引っ越してきた。

デュアルタイムに入れてもいいようなお話で、これはケイト・モートンを連想させるような雰囲気を持ち合わせています。深い深い心の底にしまわれた思いが60年たって現れるクライマックスは止まりませんでした。犯人捜しは私には無理でした。やられた(笑)

ケイトモートンはこれ
これよりもっと情緒的です。これはケイトモートンのなかでもミステリー色が強い作品。

どちらかというとこっちの方が類似作品かも。
ブログの右上に記事検索があるので、それ自分で使って見ました。便利ですね。実際はったんですが、うまくいかないので外しました。統合してからちょっとおかしい。

事件のきっかけになる決定的なエピソードがお話全体に影を落としているんですが、人間の愚かさ、もろさも描いているとも言えます。人生なんて簡単にへし折られてしまう。でもそこから光を求めて人は歩き続けることもできる。それが苦しみを抱えながらであっても、その人生が不運な人生だったと誰が言えるのか?

読んで後を引くような余韻がありました。 青い湖が頭の中に出てきて、そこに映る月はなんでも知っているのに、何も語らないというような雰囲気です。 これはなかなか掘り出し物でした。表紙のイメージがぴったりです。

audibleの静かな語り口もなんとも言えない魅力でした。

この静けさは好きです。 

ああ、物語っていいですねえ。

そろそろまた忙しくなりそうなんですが、読書日記追いつくかなあ。 

読んでいただきありがとうございました。