In the Clearing


Author:Robert Dugoni
Category: Mystery
Length: 479ages / 10hrs and 20 mins / about 113460 words

Total recommends:

Difficulty: 
Story
Can't-sleep-degree:☆☆
Romance-packed-degree:
Mystery-packed-degree:

2017年英語読書日記 No.5読書No.4)379冊目 

これはシリーズもので3巻目です。1巻はこれです。
これはミステリーとスリラーの両方を兼ねたようなお話で。かなり面白かったです。

主人公の女性刑事が事件のを次々と突き詰めていくお話なんですが、書き方が客観的で、謎のちりばめ方や、解明の仕方、捜査、そして人間の感情もどれもうまくそつなく描いてくれるので、安心して読めます。1巻は本人が事件に巻き込まれるお話なので一番エモーショナルです。

この3巻はミステリーが純粋に好きな方には少し物足りないかもしません。犯人がけっこう早い時点でわかる作りです。前回もそうだったんですが、過去の事件と現在の事件を同時に扱います。今回は40年前に起きたコールドケース(犯人が見つからなかった殺人)と現在の殺人事件についてが同時に扱われています。

40年前に自殺ではなく殺人事件だと真相をほぼ突き止めていた警官が、その事件を託すべく、書類を自宅に保管して、死んだ後に、娘の手から主人公のトレイシーに事件解明の依頼があるという形をとっています。1976年に起きた17歳のネイティブアメリカンの死の謎をトレイシーが追い詰めるというお話で、その事件と現在に起こった事件がどう絡むのかと思いながら進むんですが、ある意味期待を裏切る展開でした。

このお話は、犯人捜しよりも、犯行に至った過程、そしてその後に焦点が置かれていて、そこが今回の魅力だなと思いました。ミステリーとしては物足りなくても、話に込められたメッセージに呼応した私です。40年という年数を経て、人間は罪をどうあがなっていくのか、事件に巻き込まれた被害者と加害者の家族のその長い年月について深く考えさせれます。そこまでくみ取って事件を解明する刑事トレイシーに乾杯です。

人間のego(英語では「エゴ」じゃなくて、「イーゴゥー」と言います)も一つのテーマで、最後はそう絡むのかと腑に落ちました。

ミステリーとしては弱いといっても、上手い部分はたくさんありました。40年前なら解明不可能な謎を、残された証拠をもとに現代の進化した科学捜査で解明していくところはなかなか面白かったです。

英語とかではなくて、二つの殺人事件の捜査を同時に実況中継していく形をとっているので、すこしとんだ感じがあって、audibleだと少し難し目に感じたのと、語彙も難しめのものもまあまあでていたので、★3,5ぐらいの気持ちで4をつけました。二つの事件と過去と現在、容疑者も多いので、ややこしいといえばややこしかったです。

主人公と恋人ダンとの大人の愛も事件に夢中になるトレイシーですが、今回も少し進展があって安心です。この3巻は落ち着きのある感じだなあと最後まで思いました。

audibleのナレーションも落ち着いた感じでいいです。ききやすいアメリカ英語です。

さて、次はどう考えてもハートウォーミングストーリーだと思われます。どうも映画化されたようです。泣くだろうなあ。小説が先行で評判を呼んだのもあるのか、audilbeは発売が遅い作品で、予約して入手しました。

昨日聞き終わって翌日に記事を書けるとちょっとうれしい。すぐに書きたかったんですが、仕事の準備があったのと、疲れっちゃって無理でした。今年はなるべく溜めないようにしていますが、一役買ってくれているのが、多読王国です。これを書いてからサイトに語数を記録しに行くので、以前よりお尻叩けるようになってます(笑)多読王国からも読みに来てくださる方が出てきてほんとにうれしいです!

読んでいただきありがとうございました。