英語読書日記42(耳読書No.29)A Half Forgotten Song

Author:Liane Moriarty
When: Octorber 24th~ November 14th 2013
Category: Fiction
Pages: 442 pages ( 
16 hrs and 23 mins )

Total recommends:★★★★★
Difficulty:★★★☆☆
Story:
★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★★★☆
Romance-packed-degree:★★★☆☆
Adventure-packed -degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★★☆

今年の読書累計 18012ページ


少女の初恋

そのあまりにもバルナバルな一途さが招く運命。

妻と協議離婚し、母の再婚でアメリカへ行ってしまった愛娘と離ればれになったザック。彼は小さな画廊を営んで暮らしていた。画廊に並ぶのは、祖母から譲られたチャールズ・オーブリ―という画家の絵数点。

ある日、仕事仲間のポールから、オーブリーの作品が売りに出たという情報を聞き、その写真を見るが、何かが違う。それにデニスという青年の肖像画だが、ザックの知る限り、オーブリーがデニスと出会った記録はどこにもない。

ザックはオーブリ―について本を書こうとしたためていたメモとともにオーブリ―が毎年滞在した海岸の町まで足を運ぶことにした。そこで見つけたのは、オーブリ―の絵のモデル、今は年老いミッツィー(愛称ディミティ)だった。

新しく売りに出された作品はどこからきたのか。そして謎とされてきたオーブリ―の軌跡が少しずつ解き明かされるのだった。

この著者の作品は今年の春ぐらいから順に読んでいて、これで3作目。今4作目ぐらいまででてると思います。時代の違う二つの話が同時進行で絡むデュアルタイムストーリーです。私はここ数年その類の作品に凝っています。

他にもたくさんデュアルタイムストーリーは読んでいますが、この人の作品はとてもドラマチックに思えます。後からひたひた来る感動というより、いっぺんにドラマが目の前で展開していく感じの全部「濃さ」があります。特に古い時代の登場人物の描き方に力点が置かれています。イギリスの地方の昔の雰囲気がくっきりと浮かび上がるような気分になれました。

この人の作品はイギリスの風景も味わえます。

話の濃さゆえにちょっと息苦しくなる部分もあるけど、それを超えると「ああ、そうだったんだ」という事実が明るみに出されて読みごたえを感じます。1作目、2作目に比べてその感じが強くなっているような気がしました。

ミステリーのような雰囲気もあるので、先を知りたくて読み進むと思います。

特に後半部分は謎が次々と明らかになっていくので止まりません。前半は少し長く感じました。やっぱり魔法とかじゃなくて、こういうドラマが最近は好きなような気がします。

それと、これは珍しく、主人公の一人が男性です。それもよかったような気もします。秘められた、隠し続けてきた、信じられない過去を受け止めるのがこの男性でよかったとすら思えました。

しかしよくこんなドラマ考えるなあ。ほんとドラマチックな、ある意味ロマンチックなお話でした。

ある画家の一生とその残された絵のつながり。それだけでもロマンチックです。それにまつわるエピソードや、人間関係、そして残された謎という、なんともそそられる内容のお話でした。でもよくよく考えると設定に多少の無理はあるかもしれないなとも後で思いましたが、「この先どうなるの~?」という気持ちでどんどこ進みました。

英語はやはり二つの時代に行ったりきたりするのと、時代ごとの登場人物、二つの時代の共通の登場人物を把握しないといけないので、慣れるまでは入り込むのが難しかったりもたまにしましたが、後半は怒涛のドラマで読ませます(きかせます)。ナレーションはゆっくりなイギリス英語なので、聴きやすかったです。

この著者の作品もあと残すところ1作のみ。そういえば、毎年読んでいた作家の新作がこのところ同じ時期に出版されてないです。すこしずれている。今頃はケイト・モートンがでるのになあ。サラ・アディソンも2月位までお預けです。多作のサラ・ジオは今週末に新作が出るので、次はそれにしようかなと思っているんですが、英語が読みやすいのでaudibleで聴きたい気もします。でも新作はaudibleが同時に出ないことが多いので、どうしようか考え中です。

これでやっと読書日記は読み終わったものを更新しました。うれしい。読書日記はいつの日かまた読んでいただける日が来ることが多いし、(映画化されたりするとヒットする)自分にとっても励みになるのでこの形をとってよかたかも。以前は興味のない人も見る形になっていて、「今日は勉強のことじゃないのか」みたいな反応を感じました。すごく反応が少ない(笑)読書日記だけのブログとして独立させてよかったかも。

今年は50冊なんて目標を掲げる自体がよくないのかもしれないけど、やっぱり50冊読めたらうれしいなあ。なんとか時間を作りたいです。

読んでる(聴いてる)間の空間が好き。